ここは一体・・・? |
あ、ども。
ご無沙汰しております。
皆さんお元気でしょうか?
僕は相変わらず、泣いたり笑ったり走ったり躓いたりしています。
そして、現在地はフランス、パリ!
慣れないフランス語で舌を噛み続けていましゅりる。
さあさ、こちらはネパール終盤戦でしたね。
どんどん時差を詰めて行きましょう。
そうしてブログと仲直りしていきましょう。
たぶんこの子怒ってます。
放置してごめんね…。
トレッキング、観光も終わり、
ネパールに満足したワタクシ。
そろそろ脱ネパールせねば!
と、ここらでトルコ行きを決意。
しかし、予期せぬ問題が発生。
旅にトラブルは付き物ですね。
むしろ憑き物?
は、祓いたい!!
何故かネットで航空券が買えず。
ネパール国内からだと駄目みたい。
LCCが探せなーい。うわーい。
そういうわけで仕方なく、
旅行代理店にお願いすることに。
社長さんと話し合うこと数分…
僕「トランジットのシャージャー空港ってどこなの?」
社長「ああ、カタールだよ」
僕「ふぅん。ねぇ、乗り継ぎまで丸1日空いてない?目の錯覚かな?」
社長「いや、それ朝だから。20:00ってあるけど、朝の8時だから」
僕「え、本当に?本当なんだね?」
(ネパールの時間表記が特殊なのか…?)
社長「本当だってー!信じてよ!」
僕「OK!そこまで言うんなら…!」
というやり取りがありまして。
…ええっと。何でだろう。
どうしてだろう。
目を覚ますと、僕はUAE(アラブ首長国連邦)に居ました。
搭乗口の向こうは不思議な世界でした。
あららー? おっかしいなー?
乗り継ぎの便おもいっきり夜だしね。
朝8時の便? そんなものは! 無いッッ!
まだ早朝6時なんですけど。
やーらーれーたー! ぐわー!
そら安いわ! 納得だわ!
まあ、生きてたらそんな日もあるよね。
きっとそうなんだ。
「生きる」とはそういうことなのさ。
ああ、便利な方便を見つけてしまった。
起きたらアラブって。なんだろうこの状況。
「訳分かんない選手権大会」があったら優勝狙えるのでは?
誰このダークホース。呼んでないよ?
あなたはだれなの? 僕のこと試してるんでしょう?
ふふ、負けてられませんね。
アラブの春を起こして見せましょう。
そんなこんなで、
とりあえずタクシーへ。
かくして、運転手に「行き先を相談する」という斬新なスタイルで、
弾丸UAE観光は始まりを告げたのです。
弾丸UAE観光は始まりを告げたのです。
英語通じなかったけどね! へへ!
ネパールからアラブに来ると凄いな。
国力の差がこんなに分かりやすいとは…
「ビルたけぇっぺよ!!すんげぇな!!」
あの日の僕は田舎っぺの青年でした。
上京したときってこんな感覚なのかな。そんな時代じゃないか。
僕は上京したことないんで、ちょっと分からないんですけどね。
くるりの東京は大好きだけども!
乱立する高層ビル群に打ちのめされつつ、
噛み合わない会話を楽しみつつ、
いくらか市街へ走ったところで、見覚えのあるタワーが見えたので向かうことに。
ああ。我ながらなんたる適当。でも楽しいから良いのです。
ノープラン万歳!
てきとー いず びゅーてぃふぉー!
そして案の定、
この選択が大正解なのでした。
この写真を見かけたことはあるでしょうか?
僕は写真を見たとき、
「何じゃこりゃ…」と呟きました。6畳半の片隅で。
そして同時に行ってみたい、とも。
この写真は「ドバイ水族館」
世界一大きいモール、ドバイモールに収容されている水族館なのですが…
どうやら、僕はタクシーでドバイタワーを目指していたようです。
別名ブルジュ・ハリーファ。もう名前からお金の匂いがするよね。
映画ミッションインポッシブルでも使われた世界一高い高層ビルですね。
劇中で主人公がうわー!ってなったとこね。
(どこでもなってるか、そうか)
そして、ドバイタワーはドバイモールからそびえ立っていたのです。何たる幸運。
つまり、偶然に憧れのドバイ水族館へと辿り着いてしまった訳なのでした。
神様せんきゅー!今日もツイてる!
これはもう行くしかない!!
って訳で潜入しました。
ここからは潜入レポートですね。
どーん!
こんな水槽がモールに忽然と佇んでいるのです。石油パワーの凄まじさよ。
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噂の水中回廊。
半魚人のお兄さん。
海中かな、海中なんじゃないかな。
いとおかし。
フカヒレ食べたい。
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ドバイを存分に観て回り、
はしゃぎ疲れてから空港へ帰還。
搭乗口へ向かうためパスポートコントロールを通り抜けようとした時、
おっちゃんに呼び止められてしまいました。
「お前のスタンプはおかしい」
ほほう、そうきましたか…。
じゃあいっちょやったるか!
-ROUND 1 FIGHT !!-
(おっちゃんと口論開始)
死闘は2時間にも及びました。
飛び交う口撃。
「何でそのスタンプで通れたんだ⁉」
「どうやって俺の前を通ったんだ⁉」
「それは誰に押して貰ったんだ⁉」
知らんわーい!
あんた見とったやないかーい!
普通にとことこ歩いてきたわーい!
目の前通ったやないかーい!
おっちゃんは自分の不手際を、
アジアの胡散臭いやつ(悲しいかな僕です)の違反にして片付けようとしていたみたい。
こちらからはそう見えました。
久しぶりにおこでしたね。
おこって「怒る」の略称なんですけど、
こう書くとすごく可愛いらしいですよね。
実際は血沸き肉踊ってました!
「生きる」とはこういうことなのだね…
うーん、誰!!
横のお兄さんが仲介してくれなかったら負けてただろうなぁ…。
その場合どうなってたんだろう。
うわ、怖っ! お兄さんGJ!
それはそれは嫌な体験でした。
パーフェクトに理不尽なんだもの。
多分あいつ通知表に「人の話を良く聴きましょう」って書かれてるよ。
実践しろやあああああああ!!!
(俺も理不尽だな!!)
久々に焦ったわ!
苦手なんだよなぁ、中東の男。
その傲慢さが特に苦手だ。
所構わず我を通そうとしやがる。
そういう風に、日本の色眼鏡を通すと見えてしまう。
きっとまだまだ曇っているんだろう。
アメリカに留学した時も思ったな…。
良いやつも沢山知ってるけどさ。
手を取り合うことは出来るけど、
芯から共感することは出来るのだろうか、なんて思ってしまう。
異文化の壁に激突しています。接触事故かつ単独事故。
色んな場所で色んなモノサシを獲得してきたつもりなんだけど、
中東はまだ測れそうにないみたいです。
どうやら型が違うみたい。
その価値観が全然分からん。
笑いのツボも全然分からん。
理解できないことで、相容れない部分があるって悔しい。
その未知の領域をせめて知っておきたい。
きっと、知るだけでも印象は全然違うのに。
その上で考えを持っていないと駄目っすね。分かんないことだらけになるわ。
なんつってね。
勉強するしかないっすね。
くそう、いつか分かってみせるからな…。
そんな気持ちを抱えながら、僕はトルコへ飛ぶのでした。
次回は魅惑のトルコ編。
それまで皆さんマッサラマー!
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